2015年1月4日日曜日

買って良かったものシリーズ 2014年版

書籍中心ですが、ざざっと。
一言コメントつけたメモ用途で残します。

【社会】

■繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
読みやすい人類史。



■森を見る力: インターネット以後の社会を生きる
インターネット以前に、かつて出版されていた読者投稿型雑誌「ポンプ」がありました。時代先駆け行動者、橘川さんの未来観。



■柔らかい個人主義の誕生―消費社会の美学 (中公文庫)
WebAcrossというサイトが好きでした。そのなかの消費生活というコーナーがありまして、そこでは数人のモニターが1ヶ月に何を買ったという情報を記録されています。 個人の嗜好がいつの間にやら消費行為の中に溶けこんでしまった、その時代背景を追ってみようということでこの本に当たりました。



■情報化社会 復刻版―ハードな社会からソフトな社会へ
先述の橘川さんに影響を与えたという林 雄二郎さんの書籍。情報化社会というキーワードの生みの親とのこと。 30年前に予見したもののうち、まだ実現されていないが期待されるものなど。



■時間資本主義の到来: あなたの時間価値はどこまで高められるか?
物を共有する時代だなぁと。車、住まい、衣服、仕事場所、…。空間を細切れにすることでそれを実現しているところ、やがては時間も切り分けて共有する時代が来るだろうという。 本書を通じて、細かな時間の売り方、買い方の視点について。



【データ】

■ぼくらの新・国富論 スタートアップ・アカデミー (WIRED BOOKS)
情報化社会とりわけネットベンチャー界隈で、最前線を張っているひとたちの言行録。いま何をしていて、なぜそこに至ったのかの過程も記載。



■Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール
きっかけから報酬までのサイクルをいかに回していくか、USA事例をもとに解説。図表がわかりやすかったです。



■データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
日常の活動を細分化してデータを集めて新たに得られた知見をテーマとしたもの。それを組織論として展開していくと面白そうだという。



■「仮想通貨」の衝撃 (角川EPUB選書)
仮想通貨、ビットコイン本はこれ一冊で大体OKと思います。



■エクサスケールの衝撃
2007年の梅田望夫さんのWeb進化論。もし、ビッグデータ進化論と題するならこの本。 目次だけ眺めるとトンデモ本に見えなくもないですが、技術の到達点とそこで提示される未来像は書かれたものに近づきそう。



【ビジネス】

■ビジネスモデルの教科書―経営戦略を見る目と考える力を養う
もしもビジネスモデルにデザインパターンがあるとしたら、ここに書かれているものがそれに該当すると思いました。 既存ビジネスを分解する視点を、新しいモデルを考える際の参考に。



■京都花街の経営学
京都花街のケーススタディ。先行のAmazon書評にもあるように、藝妓舞妓さんのキャリア論含め、古くから伝わるプラットフォームビジネスを知ることが出来ました。



■メガヒット秘話 使い捨てカイロ物語
普及している使い捨てカイロ。開発当時はまず売れないだろうと評された製品とのことです。 ステークホルダーをいかに巻き込んでいったか、その詳細が書かれています。



■セブン-イレブンの「物流」研究 国内最大の店舗網を結ぶ世界最強ロジスティクスのすべて
都市生活ではつい盲目的になってしまいそうなのが流通の偉大さ。初学者でも物流の仕組みを把握できるよう、丁寧に書かれているので助かります。



■価格.COM 賢者の買い物
インターネット黎明期に自宅創業。個人サイトからスケールアップ。やがて1部上場企業へ。 創業者の変遷、そこでの事業の舵取りのドキュメンタリー。ユーザーと一緒に、サービスも成長するというイメージが湧きました。



【システム開発】

■アジャイルソフトウェア開発の奥義 第2版 オブジェクト指向開発の神髄と匠の技
他書で「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」を薦められることもありますが、自分の推しはこの一冊。



■絵で見てわかるITインフラの仕組み
図解が豊富で嬉しいです。インフラのアーキテクチャの俯瞰。トラブルシューティングガイドとしても有用。



※加えて、2014年のインフラ系当たり本には下記のものもあります。達人出版会。
「Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本 インフラの設計から構成、監視、チューニングまで」
http://tatsu-zine.com/books/web-engineer-ga-sitteokitai-infrastructure-no-kihon

【演出】

■映画術 その演出はなぜ心をつかむのか
ストーリーの魅せ方研究。隠す、時間差で見せる、敢えて見せない…。映画製作者の思惑を解説してくれます。 映画の古典の題材も取り上げられているので、言わば普遍的な視覚表現手法の探求。



■新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座
マーケティングの、売れるものにはストーリーがあるという考えからこの書籍。 物語の構成方法を学んでおくと良いかもと。



■TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則
聴衆の感動はどこから来るのかを、過去のTED事例から考察。それを再現するための要素について豊富な事例で解説。細かな情報伝達テクニックも多々あり〼。



【デザイン】

■フラットデザインの基本ルール Webクリエイティブ&アプリの新しい考え方。 綺麗なプロダクトの魅せ方の研究。フラットデザインと題して、最近の流行周辺の情報も解説あり〼。



■メディア芸術アーカイブス 15 YEARS OF MEDIA ARTS 1997年から2011年までのメディア作品(ゲーム、アニメ、ビジュアルアート…)を俯瞰する一冊。自分が何歳のときに掲載作品に出会って、どんな影響を受けたか。それを追跡するだけでも面白い体験です。



【日本酒】

■Hanako FOR MEN vol.10 モテる日本酒。 (マガジンハウスムック Hanako FOR MEN)
2014年、日本酒マイブームが来ました。その入り口として購入した雑誌です。



※日本酒ブームの流れで、下記クラウドファンディングにも投資しました。 二十代メンバーによる日本酒製造プロジェクト「二歳の醸し」
http://camp-fire.jp/projects/view/1282

【落語】

■昭和元禄落語心中(01)
落語人の人情話し、昭和から平成にかけての落語の継承をテーマとした漫画。



■新宿末広亭のネタ帳
上記漫画に惹かれたのと、職場近くにある寄席の話しということで興味本位でこの書籍も。



【その他】

■聲の形(こえのかたち) 1巻から7巻まで。7巻完結。人が人に赦されるまで、その葛藤を描いた名作。



■岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックスDIGITAL)
読み切り作品を集めた作品集です。Kindle化されて嬉しい。 読み手の想像のウラをかくには、作り手はメタ視点から作品を操作するような。そういう手法をいかに身につけたのか知りたい。



■市場クロガネは稼ぎたい(1) (少年サンデーコミックス)
学園もの漫画です。題材は経済、稼ぐことが学園在学の条件。市場経済を学内活動で喩えるところが面白いです。裏サンデーにて連載中。



■FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE3巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
スクエア社の同名ゲームの世界観が元になっています、10巻完結。島内紛争を背景とした、ヴァンツァーと呼ばれる人型歩行兵器とそれを操る兵士の戦争劇。 敢えて3巻目を推したのは、この巻ではリモートセンシング技術の描写が巧みだったから。ごく近未来にありそうな話し。



■岡崎京子の研究
岡崎京子という漫画家が居ました。いまは断筆されているということですが、その作品履歴を辿る書籍です。 有名な作品には「リバーズエッジ」があり、サブカルチャー全盛期の金字塔と位置づけられているようです。詩を謡う漫画の中でも抜群と思うので、漫画のほうもお勧め。



■俺のダンディズム名品図鑑
ドラマが元となっているそうで。時計、万年筆、スーツ…、品物の細部情報をまとめられている点が良かったです。雑学を仕入れる本。



■6人のごうけつ
古典童話集の中からアニメ化されたもの。7人の侍、荒野の七人、今だとアニメ7つの大罪。面白いコンテンツの原典になるものかなと。



■CANSAY NUboardA3判
持ち運べるホワイトボードです。A4版もありますが、人と話すときに使えるサイズはA3版。 1枚描いて、その上に透明シートを重ねてレイヤーでも書ける点が便利です。



■Macbook Custmize Sticker 13インチ Snoopy スヌーピー / マックブック エアー プロ カスタム ステッカー グラフィック アート シール
コワーキングスペースやイベント会場で、貼っておくとMacbookが目印にもなるので良いです。



以上です。 Kindleページから書籍目次を見れない仕様はちょっと不便ですね。。
2013年以前のものも、後追いで書くかもしれません。

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