2015年9月26日土曜日

ISSUE HUB 2015 vol.1 Business 講演メモ

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2015/09/25 at Zigen Corp.
https://zigexn.doorkeeper.jp/events/30982

講演:フリークアウト 佐藤裕介さん
テーマ:ISSUEを深める

Freakout社
 2010/10/1
 創業から5年くらい

イグニス社
 2010年5月
 エンタメアプリ
 9000万アプリインストール
 2014/7/15 上場

事業ドメイン
 なにを?いつやるのか?

筋の良さについて、ISSUE Shareする

人生をかけて取り組みたいことってありますか?

コンプレックス
 取り組みたいことが特に無かったことがコンプレックス

そこで
 身近な負を見つけること、それに対して繊細になるようにした
 24歳ころ


当時はGoogle在籍
 Google広告製品
 どういう負があったか

「負」
 デジタル広告
 広告運用つらい、めんどい
 キーワード100万個相当
 エロいのは除外するからその分だけ人力で集める
 仕組み大変
 クリエイティブな仕事は程遠い
 他社の声でも、CAからAmebaに行きたいとか聴いてた

Issueとして3年くらいやってみよう

ここで、掛け算が大事

その負を解決するべきは…
 いま?
 もう遅い?

外的な変化
 通信速度向上、計算機価格下落、リソース

純広告
 手作業の取引
 事前申し込み方式
 媒体社の決めた価格
 等々…
キャンペーンの枠ごとに10こ、20個、手作業

これは、広告機会(何回表示するか)を1単位として細分化できた

RTB(RealTimeBidding)
 取引自動化
 リアルタイム方式(秒間数十万回)…コンピュータリソース下落の恩恵
 オークション価格

結果、作業の効率化し、おもしろいマーケティングのしごとが出来るようになった。

#Q:リーマン・ショックで解雇されたエンジニアの反逆の話し。USAからのタイムマシンモデルでなかったの?

ISSUEの解かれるべきタイミング、は存在すると思う。


イグニスの例。

 デバイスで小さな広告をつくる
 スマホでのエンタメが必要 2009年〜
 これは普遍性、これ単体では事業にならない

 グローバルの巨大なゲーム事業者と争うことになる
 スタートアップには困難
 「掛け算」が大事

新しい60秒〜300秒の可処分時間を狙う
 細切れの可処分時間
 信号の待ち時間、エレベーター、、、 
 スマホで暇が生まれた。

1分のコンテンツは、1時間のそれと違う
 コスト構造も違う、作り手も違う、組織も違う
 向き、不向きがある

これにより、スマホの解くべき課題になった。


イグニスでの漫画販売のビジネスモデル。
 一般的には1巻いくら。が普通。

隙間時間で。1巻単位でない。
 1日30分まで無料で読めるアプリを創った。
 1日10回。続きが気になる場合は課金。広告も設置している。
 400円でDLの仕組みは、LINEのような体力があれば可能。

社会課題についても掛け算
 解かれるべきタイミング=ISSUEが事業化されること

ディスカッションテーマ「事業ドメイン」

解かれるべきタイミング
 いますぐ?
 遅い?
 いつ??

シグナルはあるのか?を考える
 実は、ISSUE自体には筋の良し悪しは大差ない

なぜ、当時の時点で取り組むことになったか
 4社のケースについてディスカッションしてもらう


Case① Wantedly
 ISSUE:人材の最適配置(エモーショナルな表現では、仕事で心躍る)
 現在、数千社のクライアント
 比較的ISSUE自体は新しくない、それを2011年に始めた理由
 2009年は早い、2013年は遅すぎた

どういう掛け算した?を考える

Case② Uber
 ISSUE:都市生活を移動しやすくする
 2009年創業
 ハイヤー、ライドシェアリング
 現時点で時価総額すごい
 数千車のUberが街を走っている
 ダイワ自動車交通、時価総額50億円、Uber6兆円

Case③ AirBnB
 ISSUE:泊まる場所の拡大
 2008年創業
 短中期滞在施設
 自宅とホテルの中間市場。
 時価2兆円、ハイアットグループは1兆円。

Case④ Confident Cannabis
 若い企業
 マリファナの卸売り
 15 Billion$ 市場

然るべきタイミングで、しっかり解きにいったから成功したのでないか。
そのトリガーについてディスカッション。

ディスカッション開始(40min.)


佐藤さんの考えた回答例

 解かれるべき状態となるトリガーは、4項目
 特定機能?はトリガーとしては弱い。
 マクロな視点。喫緊で解くべき視点。抽象度の高い発想。


①トラフィックチャンネルの変化
 ひとが情報知る経路が変化しているタイミング
 
Wantedlyがまさにそれ
 ネット上は検索ベースだった、リクナビと比較
  リクナビは蓄積されたブランド。特定職種はリクナビが出ていた。
  リクナビは同じ切り口、スペック情報。検索効率が良い。

 Wantedlyは友達のシェア。
  Facebook認知経路が変わった。
  Wantedlyはスペック載ってない。給与載っていない、が、エモーショナルなコンテンツを押している。
  それがソーシャルの拡散に向いている。
  情熱、パッション、…というコンテンツ。
 
 人材の最適配置:ISSUE
  事業化:トラフィックチャンネル
  リクナビと比べて競争力が産まれる。


②コスト構造の変化
 原価は時間経過に伴い、収斂する。上位プレイヤーはなべて同じになる。
 その構造変化は優良な事業機会になる。

Uber
 USAはタクシーより明らか安い。
 ドライバーもその他ドライバーと違う。空いた時間で自分のクルマ(貸与されたクルマ)で働いている。
 フルタイムではないから、雇用保険ないとかは訴訟になっている。
 ドライバーの給与が固定費でないのが大きい。
 コストメリットの提供、初乗りが安い。ユーザー増える。
 ユーザー増えると、ポテンシャルドライバーも増える。

AirBnB
 サプライヤーでなかったヒトが部屋を供給できる。
 サービス品質向上にもなる。

電通ベンチャー投資先
 アゴロ社
 http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20150828-10000093-dzh-stocks

投資銀行では…
 資料がたくさん。
 アゴロのエンジンに投入すると、要約を高速に提供してくれる。
 ダンボール3箱分を10枚 A4資料に要約してくれる。


③需給調整のリアルタイム化
 
かつては、マッチングまでそこそこ時間がかかっていた。
どの市場、業種、業態でもリアルタイムに近づきつつある。

真理:リアルタイム化の必然
 いかなるものも、できるだけ、すぐに。が求められている。

Before
 タクシーの配車
  オペーレーターにつなぐ
  ドライバーに伝達
  送迎連絡

After(※Uber)
 ドライバーのタブレットとユーザーのスマホで直通


④規制緩和、規制強化

マリファナ
 既に23州では合法化
 田舎のコロラドあたりから、町興し的に始まったりするような事例
 11月にカリフォルニア州で合法化される、以降全米へ展開見込み。

ブラックマーケットから税収得られない状況
 合法化してから、規制をひくのが健全
  ※マリファナ中の飲酒禁止とか

プレイヤー入れ替わりのチャンス
 イメージのため大企業も参入しづらい
 スタートアップのチャンス
 なかでも、卸売は巨大なプレイヤー

その他:派遣法の改正
 それに伴ってアデコ、フルキャストのやらなくなること、とかを考えたり。
 
その他:FreakOut
 広告売りたい、広告出したい、のマッチング


まとめ

ISSUEへの大事な切り口
 トラフィックチャンネルの変化
 コスト構造の変化
 需給調整のリアルタイム化
 規制緩和

ISSUEに対して必要なこと
 動機がないと頑張れない
 情熱だけでも続かない
 事業はアイディア一発勝負ではない
 持続可能で取り組めるもの
 解くにあたって強度のあること

以上です。
佐藤さんの慧眼に感服しました。

2015年9月3日木曜日

ブログ更新頻度改善策 vol.1


Blog更新頻度を上げるため、IFTTT というサービスを使ってみようという試みです。

仕組みとしては、

  • RSSをもとに、週次でMyはてなブックマークの更新情報がメールで送られる
  • その内容からピックアップして、所感を加えてBlogに投稿

というものを考えています。

はてぶ更新はほぼ毎日行っているので、過去に振り返りなどに丁度良いかもと。


早速、IFTTTサイトへ。
アカウント未登録の場合は、作っておきます。

以下、

  1. チャンネルを作成
  2. 「This」でRSSを選択
  3. RSSのURLを入力
  4. 「That」でEmail Digestを選択




  5. メール受信希望する周期を入力
  6. 設定内容を確認
という具合です。

これでいくらかBlog更新が捗ることに期待しつつ。


参照記事
いろんな日刊週刊ダイジェストが作れる新チャンネル『Email Digest










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