2016年2月21日日曜日

感覚の地動説

最近ふと目にとまったウォッチデザイン。

腕時計

腕時計の再発明。
時計の盤面に固定された時刻文字、時分秒ごとに3種類の指針があって…。
という時計の概念自体をひっくり返すアイデア。
物理的には実現しないものでもスマートウォッチであれば、可能性拡がりますね。

スマートミラー

鏡の背面に文字投影するデバイスをセットして、鏡の対面者は情報閲覧できる仕掛け。
通常鏡は、鏡面に反射する自身の身の回りを確認するという用途です。 それを一つの情報ディスプレイにしてしまう発想。
生活リズムの中でも、鏡を覗くタイミングは限られているため、出かけ前であれば天候情報。就寝前には、明日のスケジュールなど表示されたら嬉しいですね。

ドローン

運搬用途くらいだろうとしか想像していませんでした。
ただ、下の動画を見ると(BitDronesプロジェクトとのこと)、空間の3次元位置情報をプロットするような使用方法もあるのですね。
ドローンの機能に囚われないことで、これが建築などの構造検証などにも展開できそうだということでした。
無意識にこういうものだと思考停止になっていたアタマに刺激をもらった事例群です。

参照

2016年2月16日火曜日

日常通貨

FinTechの勢い凄まじい昨今。
貨幣・紙幣が取引者間の信頼の物理的尺度となったように、仮想通貨もまたそれに替わらんとするのも自然な気がします。
立ち喰いそばのセオリー、「早い、安い、旨い」に倣うとしたら。
勘定を待たされることない速さ 手数料の不要な安さ 旨い…はちょっと苦しいですが、交換の容易さ?
でしょうか。さてはて。

Scrap


移動・通勤の商圏を丸呑みできそうなポテンシャルも、非常に惜しまれる事例。
毎日触っているといっても過言でない電子通貨付属の乗車券。 通常取引の余剰であるポイントとしての電子通貨と異なる存在ですね。
2016年、独自通貨戦国時代。その行方から目が離せません。

2016年2月14日日曜日

会話間コンテキストのこと

スクラップ

言語間の解釈の相違、気になったのでメモ。
言語をまたぐと尚更面白そうだけど、単一言語であっても、会話中の相手の心象がリアルタイムにどこかに投影されたら面白いかな?
いま話している相手に伝わってる感や、相手の心情変化が、数値化されてどこかに表示されるとか(※もちろんそれを話者双方の目につく場所に配置するのは会話を妨げるものにしかならないから、それは無いにしても)
などと考えていたら、ふと思い出したのは、佐藤雅彦さんディレクションの「これも自分と認めざるをえない展」。
この展示作品のひとつで「覗かれ穴」があります。 覗き穴でなくて、覗かれ穴。

穴とその穴の先に静止画像が配置されていて。穴を覗くと、虹彩センサーが、その視点を捉えて、その覗見者の見ているポイントを他所に表示してくれるというもの。
覗いている人にとっては、自身の視点が追跡されている感覚が無いため、その注視しているところへの興味関心が周りに晒されてしまう仕掛け。
前述の件では、コンテキストから判断するプログラム作りが大変そう。
議論をうまく盛り上げたいファシリテーターとか。 緊迫したネゴシエーションの場で、相手を刺激していないかのチェックとか。
需要どうでしょう。

振り返り

とても記憶に残った展示会だったので最近のことかと思って調べてみたら、なんと2010年のことでした。 記憶定着は、体験と感情の揺さぶりに大きく影響されるなぁと。

Blogger Syntax Highliter