2016年12月25日日曜日

渋谷dotfes2016 補足編

CyberAgent佐藤さんの講演は非常に学びが多いもので、資料公開を首キリンにして待機していた…のですが、しばらくしても出てこなそうだったので当日撮った写真を補足として載せます。
先日書いたブログの方に、講演内容のテキストを載せているので適宜見てください。

※なお、部分的に公開されているものはありました。

dotFes 2016。

CAのこと、まずは社則の紹介。
この項目に「クリエイティブで挑戦する」を追加するまで4年間頑張った話し。

実践したことは経営陣とのGive&Take。このKPIを達成したからこういった社内制度を取り入れたいという提案を徐々に推し進めていった。


講演アジェンダ
  1. CAとは
  2. CA流のモノづくり
  3. インハウスデザイナーに求められる役割




デザイン思考の捉え方。美大出身者であれば黒炭の白黒描写で黄色いレモンを表現できるがエンジニアにとってそれはツライ。


エンジニアもデザインを学ぶ時代。それがデザイナーとの成果物への共通理解を深める。


CAではそれを実現する職種を「テクニカルクリエイター」と位置づけている。


なのでエンジニア含めてアニメーション研修もあると。


佐藤さんはDNP在籍時代に「妥協に感動は無い」と教わったとのこと。


インハウスデザイナーとは。制度やサービス各事例をもとに説明。



制度紹介:「デザイナーロワイヤル」
社内メンバーで架空サービスに対して侃々諤々するというもの。ノウハウの蓄積の仕組み。



モックアップを作成して、デザイナー・エンジニア間で議論する場(Tech Lab)もあり。
こうしておくと、実装工程で成果物のイメージがしやすくなる。





Ameba Ownedの事例

コンセプトは、社長の実家の母でも簡単にWebサイトが作れるようになるサービス。

デザイン設計当初は、機能を盛り込みすぎていたので、簡便さ追求してブラッシュアップ。





AbemaTV事例

順にWeb版、スマホ版、タブレット版。
当時はFlashやPixateで動的なモックアップを作成していたとのこと。
実際にTVアプリとして使用した場合の体験設計にも注力。

・Web版


・スマホ版



・タブレット版







以上。

モックアップに制作コストをかける。
エンジニア、デザイナー間のプロダクトへの共通理解を深める。
社員の人材価値向上のための制度をつくる。
…等々。

CA社には社内にナレッジを蓄積する仕組みやモチベーションを上げる制度ができていて、社員層の厚い会社であることが分かりました。

2016年12月9日金曜日

理科大学 Advent Calendar 2016 第9日目「OK科のOBがWebエンジニアになるまでの話し」

応用化学科2007年卒の者です。神楽坂キャンパス出身です。

Qiitaアドベントカレンダー眺めていたらたまたま枠が空いていたので、気まぐれに投稿してみます。

TL;DR

  • 本を読んで、エンジニアを志望
  • SIerからWebベンチャーへ
  • おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。


2007年といえばもう10年近く前になるのですね。おっさんの独り語りなので気楽に読み流してください。

略歴、学部生のときはプログラムを書いた経験なし。新卒入社後、初めて書いた開発言語はVisualBasicScript。

迂闊に書いたスクリプトがWindowsレジストリを壊してOS動かなくなったのは苦い思い出です。システムエンジニアからWebエンジニアになっていまに至る、と。

振り返ると、当時流行った梅田望夫さん著書「ウェブ進化論」に触発されて、システムエンジニアを志望しました。
そのときアタマにあったのはエンジニアになりたいの一心で。


悲しいかな、SIer所属のシステムエンジニアとスタートアップのWebエンジニアとは似て非なるものなのですが、その頃は知る由もないのでした。

(※開発思想の相違なんかが最近明文化された感じします、エンジニアの認知度だとドラマ逃げ恥の影響凄いですよね…)


団塊世代退職を見越した新卒売り手市場(だったらしい)で、手を挙げれば情報系の経験を重視されずにシステムエンジニアになれる雰囲気があったのですね。

一般にSIerと呼ばれる資本力があるようなところが大量採用していたようで、その流れに乗ったような具合です。

テスターとして入ってExcelでテスト直交表をつくったり、納品用のPCを大量にセットアップしたり。
ひとつのプロジェクトに20人くらい集められて、3ヶ月から半年くらいのスパンで新しい業務へみたいな世界。


趣味でPHPのスクリプトをいじったりしていたものの、業務ではWeb技術に触れる経験も少なく。外界の情報はネットから仕入れるだけといった環境でした。
RSSリーダーが流行っていて、はてなRSSを200個近く登録して必死で情報を追っていた頃。

ネットに張り付いていると、東京のそこかしこで面白そうなイベントは開催されているのですね。昔のものですが個人的に推しイベントは下記のもの。



いまもし自分が学生だったら、気になる技術を見つけてdotsの勉強会行ってみたり、StartupWeekendとかMashupAwardとか出てみたりしていると思います。


そんな頃合いで、2009年にシリコンバレーツアーが開催されるというので参加し、情報技術が花形とされる文化を目の当たりにしました。現地で活躍しているエンジニアいわく、技術があれば海外でも飯が食えるという。

定年まで1社で勤め上げるというイメージは、それらで情報を仕入れていく過程で崩れていきました。


さてはて、新卒入社から3年も経つと、高校同級生の友人が知人と起業するというので乗っかってみることに。

キャッシュが無いので昼は光フレッツの営業、夜は帰って自社プロダクトの開発の日々。
半年くらいで根を上げてしまい離脱。
その後、1社ソフトウェアベンダーを挟んで、いまのWebベンチャーへ転職。

なぜこの段階でWebを志望したかというと、本に書かれた世界に行きたかったから。その技術を身につければ、世界が近くなるから。


採用前の裏話として、いざWeb方面に行くべと思うも、Webの経験はプライベートしかない。ソフトベンダーではDelphiという言語を使っていたので、これもまたWeb実績にカウントされない。

そこで事前の対策として、mixiのOpenSocialの仕様を読んでPHPでソーシャルゲームアプリを作ってみたり、出てきたてのGoogleAppEngine上にJava&javascriptでWebアプリを作ってみたりして、面接に望むなどしていました。

デザイナー職では過去制作物をまとめたポートフォリオの提出などあると聞きますが、エンジニアも同様、レンタルサーバを借りて自身の作ったものを見せられたほうが良いというよくある学び。

いまの会社ではWeb技術をふんだんに学ぶことができてハッピーな感じです。めでたしめでたし。


最後に。現在うちの会社でも新卒採用しているのですが、学生時代に何を作ったか、どんな成果物があるのかを問いたりするので、就職したらすぐに手を動かしたいベンチャー志向の学生の方にはウェルカムな環境です。

ただ、自分のように学生の頃に何もしてこなかったけど、エンジニアになってみようかなという気持ちがあれば、まずは間口の広いところから入ってみて、技術の海に潜ってみるのもありなんじゃないかなと思います。

いじょ。

2016年12月4日日曜日

あなたに使えるUXデザイン入門 by STANDARD & IMJ

ワークショップに行ってきました。

UX、デザイン思考、サービスデザインのための「あなたに使えるUXデザイン入門」
https://uxd-hcd-waiwai-cafe.connpass.com/event/44108/
2016年12月3日(土)13:00-18:00

※追記:講義資料公開されました

UXって単語はイメージ先行して、必要そうなのだけどまず何から始めたらいいかわからず。
その一方で、そのデザイン手法を言語化・社内浸透させてビジネスに活かしている企業も出てきている昨今です。

UX探求、といいますか自身のUXへのモヤモヤ感解消のため、参加してきました。
※なお、このイベントは全5回構成。最終回からの初参加回といったハードルはありましたがどうにかなるものです。

なお、イベント開催にあたり、

※イベント内で得た情報を口外しないことを条件でのご参加となります。

ということなので、参加してみての所感中心に残します。


dotfes2016 in shibuya

遅ればせながら備忘録。

去る11月20日。dotfes2016 行ってきました。※Twitter:ハッシュタグ
http://www.dotfes.jp/2016shibuya/ 

デザインの社会人向け学園祭みたいな感じ。
開催場所は、渋谷ヒカリエの21階と24階。
場所はお洒落だし、ケータリングもあるしで素敵な空間でした。

そういえば昔、廃校で開催された回に行ったなーと調べてみると、なんとそれは第1回で8年前…。
あの頃はFlash全盛期で、ガジェットのArduionoが出た直後くらいだった頃。
いやはや光陰なんたらですね。

講演録をメモします。
なお、参加したのは下記コンテンツ。
  • Session 1-B「デザインと経営」
  • Session 2-B「 テクノロジーと機械学習」
  • Short Session「スマホゲームにおけるVRコンテンツのトレンド紹介」
  • Session 3-B「 デザインとビジネス」
  • Session 4-A「 デザインとテクノロジー」
Must to readな資料は下記にて。

2016年11月27日日曜日

Blog回顧10年分

2007年に初投稿してからもうすぐ10年。

10年間の出来事といえば…

2007年 新卒でSIer入社
2008年 はじめてのMacbook(カーボン製のやつ)
2009年 シリコンバレーツアー行った
2010年 知人起業に参加、するも途中で転職
2011年 はじめてのDelphi
2012年 はじめてのサーバサイドC#
2013年 ハッカソンデビュー
2014年 マッシュアップアワード10楽しかった
2015年 はじめてのAWS・GCP、インフラ担当な一年
2016年 はじめての海外案件と業務Perl、TDD、CI(イマココ)

これっていう武器もないけど、未知な領域は減ってきた感じがする。
強いて挙げるとしたら、WindowsやらLinuxやら環境にとらわれずに色々やりますっていう雑食感。

2017年は、アプリとかそのデザインとかチャレンジしたい。

出版コンサルタント松尾さんの講演会

本を買いました。

出版コンサルタント松尾 昭仁さん著作の最新刊「完全決定版 誰でもビジネス書の著者になれる!  出版の教科書

そこのあとがきを読んで松尾さんへFacebookでメッセージ送ったら、講演会に招待されたので聴きに行った次第です。

内容は、マーケティング、とりわけ出版を媒介にしてブランディングに特化したものでした。

以下、講演内容のメモです。



2006年 初出 「誰にでもセミナー講師になれる」本
毎週重版なった、9刷出た

「その他大勢から抜け出し」本も売れた
結果、10年で23冊を出版

韓国版も出ている。

10年間書いての、書き手のノウハウを伝える目的。

本出したいひとは要る。
著者探している。
マッチングさせる

コンサル
 過去100名超を輩出
 企画協力クレジットを入れてもらっている

→自身だけが出版できたわけでない、再現性のあるノウハウを提供。

悩みの数だけ本がある。


本は商品である ※芸術等の考え方もあるがそれらはさておき
1800円+税

売れないものは作っていけない
※電子書籍でないもの、電子書籍に向いたものそれぞれある。


人はなぜお金を払うか
 A:欲・快楽 →高級XXXほしい、XXXしたい
 B:苦痛から逃れる →いまより悪くなりたくない、死とか逃れる(健康本)、飛び込み営業が怖い、加齢とか。
 C:時間短縮 →ビジネス書の目的。

書籍「絶対の自身のつくる3分間トレーニング」「1分間仕事術」はCタイプ。


商業出版
 三角形の法則

スキルランクはいまどこ?
 S、A、B、C、D…

「社会人として必要なものはディズニーから」本
 →Cランク(バイト)がDランク(未経験、分野外)へ伝えるために書いた

「ほいほい聴いたらつぶれる」本
 →銀行窓口の融資担当、カワキタさん。28歳くらい(2〜3年ノウハウ)で銀行やめた。

Sクラスのひとが書いた本は異なる需要、プロがセミプロに教えるようなもの


「セミナー講師になれる」の本。
 講師経験は半年経験の時点。
 出版社からの需要があった。
 書くのに1年かかった。そというのも、有名講師セミナーに行きまくってノウハウ溜めたから。
 旧姓名刺で奥さんにも手伝ってもらった。


S、Aクラスのノウハウ: ベテラン。時代性が古かったりする。
B、Cクラスのノウハウ: 若いひとの本が増えた。


立ち位置チェンジの法則
 セミナー講師
 ジグザグ法:奥→手前→中を順に見る。

教え方うまいって言われて、教え方の本を書いた。
自分の出来ることを縦・横展開

独立して10年もった。
うちの売上でも起業家っていっていいのか?いい。
同年代から学びたいというニーズもある。


資料P.5 穴埋め
「著者プロフィール」と「出版企画書」をつくる。

セミナーでは本を書かない。
娯楽は作品ベースだけど、ビジネス書は、おもしろい企画をつくることから。

こういうプロフィールなので書けます、とアピール。
自費出版とかではない。


資料P.5
「編集者」に向けて企画を書く。
出版社はメーカーである。売れるものをつくるのが仕事。
企画書はプレゼン資料である。

いい本でなく、「売れる」本を出したいと思っている。
編集者は「サラリーマン」。だから会議に通る企画書が欲しい。


資料P.6
商業出版は「投資」ビジネス
1冊あたり300万円の投資。

出版社が著書に、「300」〜「500」万円する。
※1500円として2000冊…

タイトルとデザイン、の決定権は出版社が持つ。
売れるトリガーだから。
書籍が酷評されても売れたら勝ち。

仮の段階でのタイトルは、著者がつける。

「コンサルタントになっていきなり650万円稼ぐ法」、はタイトルほぼいじらず。
実績を積んだから。


モノが売れないわけ
 1:社会ニーズ
  不要なら買わない
 2:信用信頼
  メーカー品買うのは、知っている品だから買う
 3:認知されてないから
  CMされてない、露出低いから

出版で解消
 1:出版社(集英社、ダイヤモンド社等)が市場性を認めてくれる。
  東洋経済オンラインで記事を書いた実績も、本販売への動線になる。
 2:数社の出版社から出ている、書店に並んでいる信用。
  紙の本で勉強した世代に通じる。
  政治団体が出版するのもそれ。。
 3:簡単なのは、ブランドにぶらさがること。
  公的機関の認知。

幻冬舎
 幻冬舎ルネッサンスは自費出版。最高では1,000万円かかる。でも幻冬舎のブランドがつく。
 集英社も自費ブランドある…?。
 例えば、椋(むく)の家の本。数千万の家、1件建てれば自費出版代はペイ。


全国にばらまかれているから、配本されているから。
 出版社と書店が露出してくれる。
 お金もらってリーチしてくれる。
 広告は水物。しかし、本はすぐには消えない。

PRの一環として、新宿界隈の図書館に献本している
 セミナー呼びやすくするため。
 図書館で30人待ちとかになっているくらいなら買う。
 文芸は1読、ビジネス書は手元に置きたくなる。
 図書館で知って、買ってもらう。普及活動。

著者の見つけ方。
 インターネット。ブログが本になるのは稀少。
 一番良いのは紹介。
 出版社は閉鎖的。フリーパスでなくて信頼できるひとを介して入れる
 松尾さんの知人で、税理士さんが出版。
 出版業界はコネが効く。
 秋元康からの押しなら通るみたいな。お墨付き。
 コネ=信用担保

編集者
 著者候補者のどこを見るか
 =プロフィール、書くにあたっての資格

著作に適した実績
 講師本なら
  大学講演実績
  セミナー200名講演
 料理本であれば、幼少期から〜みたいな。

伝えなければはじまらない
 謙虚だめ
 この業界のナンバーワン、このノウハウがあります
 なにをやってきたのかをわかりやすく伝える
 

4期生
 「ブラック企業の営業術」

小嶋さんのプロフィール
 短いのが良い
 著者の資質がわかること

 ブラック企業になぜ入社したのかがわかる(※本人に聴いたら勉強嫌いだったのはさておき)
 半年でマネージャ。(※ほかはみんな辞めてった)
 プロフで数字は大事、平均が50%、実績は89.5%のようにすると現実味でる。
 埼玉エリア2人のなかでも謳い方はトップと言える。
  分母が小さいのは数字を省く、分母が大きいのは書く。
 
面白い企画だけど、なぜあなたが書くべきなのかが、わかるもの。


資料P.9
バイブル(聖書)商法

活字貴重な時代
本を貸す、読んで良かったから、集会の流れ(LIVE)
※貸さずにいきなり集会だと怖い

今回の本
 1冊 270ページ(スタンダード:200ページ、1500円)
 値付け 2,000円(高めでも払って読んでくれるひとをターゲッティング)
 結果、全国から参加者が集まる品質になった
 遅刻もいない、欠席もいない
 予習してきてくれる、集客手段としての出版

 自分を理解してもらうまでが大変(ルートセールスとか)
 コンサルのひとなら書くべき
 お客さんから選ばれていれば、価格競争に負けない

 自費出版ビジネスはSales Promotion
 自費出版は書店に並ばない、売れないのがわかっているから出版社も頑張ってくれない

 小冊子ブーム、フリーペーパー
 かつて、R25とか置けばなくなった時代
 やがて無料でもいらなくなる
 自分で買ったものなら読んでもらえる

コンサル業
 お客さんとのミスマッチが怖い
 信用してない家庭教師の話しは聞かない
 読んできてくれたなら、ミスマッチ防げる
 コンサルしたいひとをセミナーで集めるための出版

 レバレッジが効く仕事
  初版6000部の本書
  1人に話すのも20人に話すのも同コスト

コンサル業は、知的肉体労働
 肉体労働だけど20名、複数名へのレバレッジ効く
 レバレッジ効かない仕事は避けたらいい

東洋経済オンライン
 1記事10万PV
 本のリンクも貼る

いかにレバレッジを効かせるか
 報われることを考える

あとがきに、会いに来てくださいと書く。
 Web→セミナー
 4時間講演
 本気のお客さんが本を出す


5分 
 アイディア交換


出版のメリット
 マスコミ
  取材対象者を探すのはネットか本
  本を出版社に献本すること
 受け皿としてWebを用意しておく

起業家にとって
 いい人材はどこにいるか→大企業、公務員

いい人材とは
 経営者へ共感していること
 
渡邉美樹「夢に日付を」
 優秀な人材の取り方、書籍
 あっというまの上場
 経営、介護…と横展開

出版の結果
 会社の信用度が上がる
 周りからの扱いがよくなった
田舎の書店に並ぶとお得
 地元紙から取材される
 需要と供給の話し
大企業に働くひとから認知される

しゃべるのが上手い=10年やれば上手くなる、機会の数 

デメリット
 Cランクのひとが出版するとBのひとからは面白くない
 売れない本は☆1つもつかない
 友達で☆4、☆5つくらいにつけてもらうのは良い


資料P.12
新刊1日300タイトル出版される
ビジネス書は名前で売れるわけではない
 もしドラでも、著者の名前認知されない。岩崎夏海さん。
 もしドラ以外にも30冊くらい出したが売れてない。

セミナーをDVDにする
聴いて文字起こす

出版は投資ビジネス
 3冊売れないと1000万円の損失、それ以降は出版されずらい
 初めての著者は出版社へ文句言わないから通しやすい

電子書籍はブランド?
 紙を出して、出版社が電子化してくれるのがベスト
 電子で1000冊出して売れたら紙にする

1冊目を売ること、必須。

著者は常識ないひとが多い、自己顕示欲が強い
 扱いやすい印象を与えること
 打席に立つ回数を増やす

0→1 出版への近道
 セミナー参加

出版社 編集担当ご紹介

ハル出版 荒川さん 
 株、投資関係の本が多い

著者に望むこと
 いいひと
 コミュニケーションできること
 売れそうだなとの予感あること

プロフィール大事?
 Yes
 会議に提出する前に、短時間。1分間でPRできること。

企画書
 フォーマットは無いことが多い。
 新書:知的好奇心の刺激
 「素数ゼミの謎」とか

 お金出してどれだけ得になるか。が前提のはず。
 
スクール生に対して
 仲がいい。そして緊張感ある。
 
企画書のレベルは?
 レベル高い企画書になってきた。

魚。魚を渡す?釣り方?


Q:ほしい企画は?
 お金の儲け方。

Q:新人の人数は?
 総出版冊数は年間70冊。15人くらいが新人。

Q:出版社にとっていい人?
例えば、個人資産形成の著書
 社としては、お金の増やし方を出したかった
 著者は、公的年金の破綻は嘘の話しを書きたかった(しかし個人の得をターゲットにするには動機つけが弱い)

Q:資格職の本の需要?
 土木資格希望者が増えたから

Q:新人への指導ある?
 編集からの注文は、一般的には多々ある。セミナー出身者へは少ない。 

Q:編集者?出版社?どちらで選ぶ?
 長い付き合いになるから編集者。
 ネームバリューはあるのは否定できない。

「華僑との非常識な成功法則」
  何冊か出していた実績に投資した。


17期募集の話しとOBプレゼン

15期生 
 濱潟好古さん(はまがたよしふる)

2ヶ月で本を出すことになった

合格体験記
2016年6月にセミナー来た

職業
 組織マネジメント
 目標達成コンサル

ITベンチャーで9年間営業に従事
 離職率80%
 入社前後の給与体系
 30万→20万
 福利厚生なくなる、3ヶ月くらい
 本社が恵比寿、ひとを集めるが途中で家賃補助なくなる…

2016年1月独立
 食っていけるか?
 ブランド力を高める
 正解とは…

書籍「起業して食えるひと、食えないひと」に出会う
セミナーで話しを聴いてみた

2016/6/18
東洋経済さんとのコラボセミナー

「人生を変える質問」
出身大学は?…防衛大学

防大の特徴
 士官学校、縦割り、過酷

入学 1学年600人
5日後 560名
2週目 530名
GW後 500名

防大 夏休み3週間
8km 遠泳
昼食 乾パンと金平糖
4年間…(留年で5年

強みじゃないと思ってたこと
→他者認識

強みを見つける
 6days集中講座(6月18日)

書籍でブランディング

1日目
 プロフ書く
2日目
 人気ライターの見本原稿
3日目
 敏腕編集者講師
4日目
 ビジネス著者来る
5日目
 リハ
6日目
 オーディション
 30社くらい参加
 →15社から引き合いもらう

2017年2月
「(仮)防衛大で学んだ究極のリーダーシップ」を執筆予定

スクールで得たもの
 ①自分の強み
 ②著者仲間
 ③企画書作成スキル(→出版社から企画書ほめられる)


2017年4月 2冊目決定「仕事術」
あさ出版 ワタミ書籍と同じ

顧客信頼Up
大手生保から管理職研修希望されたり。

”書籍こそセルフブランディングツール”


1冊目は「起業して食えるひと」の出版社にしたかった
 →日本実業さんと契約


防大シリーズで獲れる
 防大卒したら、自衛隊いくと優遇されるので辞めるひと少ない
 退官したひとには時代性追うの難しい
 久留米高校卒→防大の学歴

ブランディングいろいろな切り口
 入社
  離職率80%の1社で9年間
 名前
  坂の上の雲の秋山好古氏と名前同じ

1冊に詰める内容
 ショートエッセンスが30個くらいが1冊分の目安

松尾さん補足
 成果報酬がネクストサービス社へ入る、出版社経由でもらう
 出版後も応援する仕組み、社のフロー所得


三宅恵子さん
 倉敷市エステサロン経営
 PHP出版から出版予定
 3ヶ月前にセミナー参加
 16期生

松尾さん補足
 スクール
  団体戦
  一番下のひとが通るようなレベルにする
  司法書士さん、オーディションで最高で22社。複数冊出すようになる。

サポーター
 タカハシカズキさん ライターさん指導
 田口智隆さん お金のひと

セミナーシステムについて
 野茂選手の時代
 野球エージェント:ダン野村
 無かったサービスは当初、Disられる。そのため、行政に認証もらった。


OB・OG紹介

16期生 佐藤とおるさん
 10月から独立税理士
 ブログ書き溜めて出そうとした
 面談中:アチーブメント、中央経済、青春、KKベスト、…

16期生 泊太郎さん
 海上自衛隊
 現在、カテキョー学院講師
 成績残したことはないが。
 面談中:ワニブックス、秀和システム

16期生 安藤信平さん
 FP、コンサル
 出版しているひとはまわりに多い
 特別な努力が必要
 
小楠健志さん(おぐすさん)
 総合格闘技世界2位、プロシュート
 道場やったり整骨院やったり
 山本KIDと同じ道場
 電子書籍「幸せになる方法2.0」
 卒業生Observerと事業を立ち上げ(片田智也さん、西村優里さん)

6期生 さくらいしゅんすけさん
 2013年参加、当時サラリーマン
 2015年3月 理系脳の怒らせない技術
 プレゼン指導で独立、2015年1月独立
 セルフブランディングで本を活用
 出資を受けて、新会社設立
 誰にでも必ずコンテンツがある

15期生 葛宮恵さん
 本を出したい
 主婦でも出版
 プロフィール講座3回やった、棚卸し時間かかる
 
14期生 根岸靖さん
 接骨院、多店舗経営
 松尾さんが患者さん
 治療家サポートのお仕事、Nextの布教

10期生 加藤和久さん
 経営難
 プロフ2日間受けてみた
 見直す機会
 経営が3.6倍伸びた  
 コーディネーター

17期募集中
 
 17期予定
 ウェスティンホテル・シェフ 宮地さん 

2016年10月3日月曜日

HTTPSのことなど

Bloggerで設定できる標準ドメイン *.blogspot.com。

自身で取得した独自ドメインを割り当てることも可能なものの、HTTPS対象外になりますとのこと…。

無料SSL証明書のLet'sEncryptが公開されたり、AWSではELBなるロードバランサーユーザーにのみSSL無償提供したり、Google自体もHTTPS非対応サイトは検索優先度下げるといった声明を発表しているなかで。

囲い込みの思惑ちらり。

2016年4月30日土曜日

第2回 ハリウッド流映画脚本講座 講義録

書籍「胸キュンで100億円」を読むなかで、書籍内にカルフォルニア大学の映画講座からゲームアプリシナリオの知見を得たとあり。

アプリかサービスか問わず、何かを企てるにあたりそれは大事な視点だなと思ったところで、偶然見つけたいPeatixのイベントに参加してきました。

講義中の「3幕8場」構成は興味深いエンターテイメントの仕組みなのですが、元々は映画のリール交換のタイミングに合わせた物理制約から生まれたという経緯に納得です。

面白い作品の内訳とその科学を知るようで、とても勉強になりました。


--- 講義録 ---

第二回 【堺三保 ハリウッド流映画脚本講座 シナリオの構造とは?】

場所:練馬公民館
開催:2016/04/30 18:30-21:00


監督、演者の共通理解のためプロトコルとしての映画術

「3幕8場構成」
長編をつくる考えかた 
言ううなれば、画家にとってのデッサンのような話し


本講座はテーマを変えて全5回
  1.  star wars
  2.  真夜中のカーボーイ
  3.  ミスリトルサンシャイン
  4.  いつも2人で
  5.  その他

(前回の復習)

ストーリーには下記の構造ができていることが大事

主人公 VS ライバル
├内的障害
└外的障害

乗り換えないといけないもの、障害
 物理的
 精神的

アンチヒーロー
 悪人、等

今日の映画
 アンハッピーエンド


アンチ・ヒーロー
アンハッピーエンド
 興行収入的にも嫌われるもの
 基本狙わないから

最近のTV番組傾向
 アンチ・ヒーローもの流行りつつある
 オリジナルもの、Netflixなどでウケる
 一般的なところでないものも受ける
 最終回はひどい目に合うのは共通
 キリスト教の原罪としてもひどい目に会うのは合理的

主人公とは…
 大事なことはひとつだけ

手に入れるのがとてもむずかしい「何か」を、なにがなんでも手に入れたがるひと

つまり、完璧な主人公とは
 →巨大な難問(Conflict)を抱えているひと

2時間じたばたする過程が映画だ、ドラマだ。
※入手できたかどうかはさほど問題でない。


英語圏
 自己主張しないと評価されない文化圏
 すごいもおもしろいもそれで決まる

落差のでかさが面白さに繋がるのだが、日本語圏。


ほしいもの ≠ 必要なもの であることが大抵。

ドラマの終わりには
 必要なものに気づく or 観客に気付いてもらう そしたら幕引きとなる。


他に大事な二項対立
「希望」と「恐怖」

駆け引きがドラマをつくる、「Dramatic Tension」を産む。
 ここを行ったり来たりする
 きっかけはなにか

どう行動するか主人公が決めること「Decision Making」が大事。
 ※ここがテンションを上げる、決めたらその結果は筋に沿う。

なにもしたくない主人公、エヴァンゲリオン等。
状況迫ると、受動的なキャラクターでも動く。



巨大な難問
 むずかしいこと、わかりやすいこと。
 一言で表現できるもの。
 それをヒッチコック曰く「マクガフィン」という

状況説明
いいドラマは説明台詞が少ない


主人公のConflict
 物理的な、外的障害であることが多い

 内的障害を超えるようにさせたい、が視覚的にも表現したい
 そのために外敵障害の乗り越えで代替することになる

例:スターウォーズ
 農家にいる若者
 何か大きなことした
 家を継げと言われる
 外から(よそ者からの場合も)問題が振りかかる
 それをクリアする
 何者かになることで、外的障害を克服する

その他の障害の種類
 動的 :ライバル、ダースベイダー、敵キャラ。
 受動的:人以外で良い。エベレスト。環境など。

わかりやすくなりやすいのは受動的障害
おもしろくなりやすいのは動的障害


希望と恐怖
 主人公と観客がみるものがずれる(例:志村うしろ!)
 この先どうなるか感、未来のものだからいいんだ

謎解きはパズルである

長編ミステリー
 未来がある、そのため連続殺人となる
 オチはそれまで止められない

おおきなコンフリクトを超えるために、小さいテンションがいくつも出てくる

主人公を気にかける必要がある
が、主人公を好きになる必要はない

主人公は正義でなくて良い、積極的に大きな問題をなんとかしようとしている人。


主人公
 通常 好感がもてる
アンチ・ヒーロー
 ・キャラクターへ同情できるか
 ・共感もてるか
 ・興味をもてるか

例:ルパン
 泥棒
 盗ったもので悪さするのでもない
 冒険心に共感する

例:悪党パーカーシリーズ
 メル・ギブソン等
 日本でならゴルゴ13のようなもの
 困難なミッションに挑む

例:ブレイキング・バッド
 化学の先生
 余命短い、お金が必要
 同情、共感なくなるが、コンフリクト(敵の強さ)は膨らんでいく





以降、真夜中のカーボーイの話し


3幕8場とは

Ⅰ             Ⅱ                          Ⅲ
1     2     3     4     5     6     7     8

フィルムの歴史
 2時間でリール8巻
 1巻あたり15分

 編集のひとは15分ごとにまとめていた
 15分ごとに話しをまとめていた経緯が8場構成となった

構成語
 幕  アクト
 場     シーケンス
 場面    シーン
 カット     ショット

Ⅰ幕
 情報与える、2場
Ⅱ幕
 テンション上げる、4場使う
Ⅲ幕
 テンションの解放、2場


90分の英語
 2部作
  映画:チェ・ゲバラ、マハトマ・ガンジー

形式の外し
 序盤、後半長いのを避ける

Ⅱ幕の転がし方が一番むずかしい


1〜8場

1場 状況説明
(ここにポイント・オブ・アタックがある、何かを起こす)
2場 セットアップ
(ここで目標設定)
3場 1番低い障害 ※2幕目で障害が次々に起こる
4場 2番目に低い障害
(ここで中盤のクライマックス)
5場 再整理・サブプロット
 問題の再整理、キャラクターの心情語り、一休み、シャワーシーンが入るようなところ
6場 最大の障害
(目標が達成されるのだが、新たな障害が起きる)
7場 
(最後の対決)
(Twistが起こる、エッと思うようなこと。来るはずのないことが起きる等)
8場 すべての解決


6場の補注
 外的障害がクリアされる
 主人公成長して、内的障害もクリアされる(オトナになる等)
 その目標クリアで、新障害が生まれる




「真夜中のカーボーイ」
 イギリスの監督
 USA公開 1969年
 日本公開 1977年

1960〜1970
JPN:ニューシネマの時代(USA:アメリカンルネッサンスの時代)

本作は、野外ロケ多い、移動撮影も多い
50年代の映画はセット舞台で作り物感多かった

当時
MGMミュージカルはハリウッドの華
代表的なエンタメ

ミュージカル映画嫌い
ウェストサイド物語以降は野外撮影となったが…

ニューシネマ
 俺たちに明日はない、明日に向かって撃て、フレンチ・コネクション…等
 ロケが多い、ドキュメンタリーに近い
 照明の調整ができないところとか

例:タクシードライバー
 音声が一部聞こえないくらいの野外

製作背景
 大作映画が赤字になっていた
 低予算で撮る、セット使わない策

監督の変遷
 亡命、移住者の監督がUSA式映画を撮らなかった
 戦場カメラマンが外で撮った
 ブリティッシュニューウェーブもあった

歴史背景
 ベトナム戦争で現実のつらさ
 ヒッピー・ムーブメント
 反体制的な若者の映画も増えた


「真夜中のカーボーイ」
テーマ
 貧困、友情

シナリオ
 真面目に生きようと思ったときに親友となった友人が死んでしまう

舞台
 ニューヨーク
 世界最大の都市
 90年代の市長テコ入れ前、荒廃していく過程
 廃墟を住処とする主人公

主人公
 テキサス州からやってきた青年
 役者ジョンブック

映画は113分
 Ⅰ幕 〜25分目
 Ⅱ幕 〜95分目
 Ⅲ幕 〜113分目

Ⅰ幕
(1場)
 テキサス
 ジョー登場45秒
 朗らかな青年
 明るい曲
 田舎の演出 
 皿洗いの仲間に挨拶
 都会でハスラーになって儲けるんだという意気込み
 紐になって暮らす野望
 自己イメージと周囲のイメージの乖離
 友達もいなそう
 バスにのる
 ニューヨークへの旅
(2場)
 夢をみる、過去のトラウマ
 おばあさんへのマザコン
 彼女とは悲劇的な別れ
 バス客の入れ替わり、宗教的な風景
 (13分頃)ニューヨークのラジオ始まる
 妄想も始まる、熟女のイメージが増える

主人公
 内的 愛情に飢えている(おばあさんの愛人がカウボーイで愛情盗られた経緯でカウボーイに男性を見ている)
 外的 ハスラーになる
 ※妄想の中に内的障害を描く
 
 ニューヨーク安ホテルにチェックイン
 故郷への絵葉書は出さずに手を止める、友人の無さを描く
 平日、口説き文句がひどい
 高給コールガールにつかまる
 頭弱くて、情にも弱い
 本気で紐で暮らしたい意欲は伝わる

※本作は悲劇ということもあり、障害の山谷はさほど仕込まれていない 

 ダスティン・ホフマン(前年にアカデミー賞を獲っている)
 ラッツオと出会う、出会い頭から咳き込む
※ニューヨークは北海道と緯度変わらず

 ゲイのひとに可愛いと言ってしまうくらいの目のなさ
 騙されてゲイ?の狂信者に面会させられる
 カトリックの洗礼のフラッシュバック
 ラッツオ探すシーン、他人に酷い目に合わされる
 TV 犬に着替えさせられるシーン
 映画館の男色に迫られる、悪いことはできない人柄
(45分)
 ラッツオと再会
 本作は、5場と4場がひっくり返っている
 ラッツオ宅に共同生活することになる
 トラウマのフラッシュバック、主人公の幼児退行の原因がわかる
 マイアミの夢をラッツオ語る
 ニューヨークの女性はカウボーイに惚れない
 中盤のクライマックス(目標の明確化、コンビで売り込む)
 帽子万引き、エスコートサービス、等努力
 失敗
 ラジオ売って、売血してラッツオに金をもってく
(5場)

(7場)
 変な二人組にパーティのチラシをもらう、アーティストの集い

(88分)
 ついに目標達成、男娼としての売上が立つ
 ラッツオの体調の急変

内的障害
 愛情飢えている→友達ができた
外的障害
 ハスラーになる→なった!

 医者よりは要らないからフロリダに連れてけと
 街で男をつかまえる
 お金が足りない
 良い人だった主人公が、お金を強奪してお金を作る
(101分)

 途中で、服を新調して、カウボーイ服を脱ぎ捨てる(外的障害の克服)
 マイアミで新しい仕事をする
 ラッツオが死んでしまう
 明るい曲と共に、バスはマイアミへ。

主人公のシナリオ変遷
 愛情に飢えている
 友情で賄われる
 友人を失う

ハッピーエンド
 もうだめだ!→(Twist起きて)→万事OKになった、となる
アンハッピーエンド
 うまくいく!→(Twist起きて)→すべてダメになった、となる


以上です。

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