2008年9月28日日曜日

日韓共催イベント「拡張された感覚」所感

初台のオペラシティICCまで再び足を運びました。

>>「拡張された感覚/日韓メディアアートの現在」展 http://tinyurl.com/3qm84z

前回来訪時は、ピタゴラスイッチで有名な佐藤雅彦氏が手がけられた「きみの身体を拡張してみよう展」が開催されていました。

年間通じての常設展示も魅力的なものが多くおすすめです。


基本写真撮影不可だったので、展示されていたものをざっくり記述すると、

  • 2台の対のPCを利用した自動対話記録装置
  • 人間の偏見を意図的に利用した映像装置
  • 資源を有効利用したエネルギー循環型仕掛け
  • 有機的に張り巡らされた無機物(プラレールの線路)紋様
  • 扇風機で煽られて映像を見せ隠しする羽毛スクリーン
  • 虫眼鏡を利用したプロジェクター自己投影装置
といったものでした。

やや言葉にしづらいものでもあるので、前述のリンク先、または実際に展示物を見てもらえたらと思います。

今回の展示会は「拡張された感覚」という趣旨ですが、各展示物ともその装置の仕組みを説明してもらって納得できるというものでした。

個人的には、インタラクティブに体験者のアクションを利用する類いのものが好みであったので、より直感的な傾向なものも欲しかったかなと感じました。。


下記、ICC出入り口付近の唯一撮影可能な展示物。

セミ・トランスペアレント社の作品とのことです。



QRコードはケータイ対応で、指定のメールアドレスにメール送れば、その文字が時間をおいてスクリーン(下記の写真、横5m, 縦3m くらい)に反映される具合だそうです。

このスクリーンが只ものではなくて、肉眼ではとらえられない文字が表示されます。

一番下の写真には、上下にテレビが並んでいますが、上には文字が表示され、下には無数の点の粒しか現れていないことがわかると思います。(肉眼では、下のテレビのものに見えます)

高速度で光が投影され、レンズという媒体を通してのみ知りうる世界。

人間の五感のうち足りないものを補うという意味で、これもまた一種の拡張現実ARの表現かも感じました。

自身の意識できる空間と周りの世界をつなぐオリジナルの手段を考えてみるのも面白い試みですね。


2008年9月17日水曜日

物欲 in 20080917

手乗りプロジェクタいいなぁ。。

「3M MPro110 手のひらLEDプロジェクター」Engadget Japanese記事


お値段:$359
重量:152g
大きさ:まさに手のひらサイズ




さっと魅せられるツールは視覚に直に訴えられるので良いです。
トレードオフで画像の鮮やかさなどは大型のそれと比べて見劣るかもしれないですが、携帯性は抜群ですね。
どこでも自分プレゼンみたいな。

記憶媒体が買いやすくなったと思いきや、表現媒体もリーズナブルでポータブルな時代なのですね。。


それと、ブログ“Geekなページ”から気になった記事「アプリキャストSDKの一般解放」。

PCに触れずとも、TVとJavaScriptアプリからTV向けに配信されたコンテンツと連動させて○○○できる仕組みは画期的です。枯れた技術の併せて一本。。

TVだけ、PCだけ‥ではなく表現する・コラボレートするツールとしての液晶板というように見る眼が大事なのかも。。


P.S.
WIRED VISION 記事
昨日の今日で東芝製の手乗りプロジェクタ記事が注目エントリに載るとは‥

前述のものよりさらに軽量100g、値段は未表示ですが2009年1月発売ということで競合他社(特に海外からも販売展開されそうな)が気になります。。

2008年9月15日月曜日

ARの近辺と所感

”工学ナビの中の人の研究と周辺”の記事やiPhoneのSekaiCamera(記事"CloseBox and Openpod")









AR周辺分野が熱いですね。
PCやモバイルガジェットのような実用品と連動する新しい表現手法が試されている感覚です。

ユーザの情報発信がダイレクトにAR展開されやすい環境が整えば、新しいメディアが期待されますね。電脳カウボーイ大会で出品されていた"電脳フィギュア"は指定のツールを使えば、AR上のフィギュアのアクションが見て取れるそうで、インタラクティブな表現という具合でしょうか??

なお、ARは拡張現実の略語とのことですが、エンドユーザの立場ではどうもしっくりこなくて‥。
2次元と3次元の中間媒介物であるものであれば、2.5次元のような扱い(エッシャーのだまし絵とか??)もあり得ると思うのですが、現実を引き延ばすという概念なので3次元+αなのかなぁと。。

リアル環境でAR空間の物体を認識するため、特定のデバイスが必要という敷居を飛び越せるようなアイディアが実現されたら、まさに現実の拡張感を味わえるような気がします。。
(かつての水・空気・安全が無料という文句がありましたが、いうなればそれをITにすり替えたらそれはユビキタステクノロジー。個人的にはARはユビキタス前夜のようなイメージだったり)


想像を膨らませば、近い未来は人間の脳波もインプットデータとして取り扱えるそうです。
人間の五感(視覚は主な素材とされきましたが)にも含まれ、情報を加工する前提で見落としている情報群などへのアプローチ方法も興味深いテーマと思います。


P.S.
9月11日~13日@自由が丘の "時間展" 行きたかったですが、今回は断念。。
人生に割り当てられた時間をどう配分したら自身にとって最適なのか、という思考実験のネタには格好
なので参加者のログを漁ります。。

2008年9月10日水曜日

気になった記事@2008年9月10日

ATOKはてなのキャンペーンで試用中です。
MS Office(現在OSはVista)のIMEはさすがに…だったので快適です。
月額利用で300円ほどとのことなので、このまま継続使用の予定。。

あとそれと、最近Twitterも3ヶ月ほど使っています。
独り言よりも「イベントの予約しました」とか「こんなもの興味あります」とか、イベント参加中の実況などを中心にPOSTしているため、量は控えめ。

興味のあるイベントはプログラミング勉強会、Webデザイン、インタラクティブアート関連です。


以下、掲題。

  • MS の自動翻訳サービス開始

    Google翻訳のAPIも組み入れやすさなど使い勝手が良くて、何か翻訳アプリ作る際に使おうとしてたところに、MSも追随。
    チャット翻訳機能は面白いですね。気になるのはやはり翻訳精度。。

  • mixi の自動要約

    9月4日つけのサービスとのことで間もないですね。ひっそり出すのはやはり‥。
    ただ、モバイルからでも記事が見やすいのは歓迎です。要約を通すと、著作権の行方はどうなるかは予想つかないですが。

  • 岡野原さんのオンライン機械学習ライブラリと"WEB+DB Press vol.42"と弾さんのPerlモジュールText::Tx

    機械学習関連の記事が検索技術界隈と絡まって熱いですね。
    ブロガー間の技術連携がWeb上で展開されている様子を目の当たりにして、カウボーイ大会のSNS型開発手法を思い出しました。

  • E-mobileのスマートフォン新機種10月発売@Engadget記事

    気になっているし、2年契約で申し込みたいのだけど、毎月のように新機種を出ていて結局どれが良いか考えるのは億劫→また来月でいいや‥が循環中。
    契約してから「新機種の方がよかったなー」は避けたいです。。

◇所感

”じわじわ来ているエントリー”や“オレンジニュース”入りしているようなエントリーはRSSでとっていて大体毎日面白いブログにアクセスできています。
ただどうしても取りこぼしてしまうニュースは、Twitterで人づてorはてブのアルファブックマーカーのお気に入りでメールで飛ばす具合です。

RSSとお気に入り登録人数は、購読量と購読時間の闘いだったりするので、加減が難しいなぁと。

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