2014年2月15日土曜日

イベント所感(全脳アーキテクチャ&NUCON)

最近参加したイベントのことなど。

各講演内容をメモしていましたが、スライドをイベント後日にアップいただいたので、ブログには所感のみ残します(SlideShareやSpeakerDeckのようなサイトの認知度の高まりのお陰か、情報公開の敷居は年々下がってきているような感覚があります)。

参加イベントは2つ。
1つは、1月30日の脳科学とコンピューティングのイベントへ。cf: 全脳アーキテクチャ勉強会

全脳アーキテクチャについては、DeepLearningないし、機械学習のテーマでJubatusを追いかけていたなかで知りました。

講演の中で、印象深かったものは、視覚の情報経路を解析したものです。
「視覚皮質の計算論的モデル --- 形状知覚における図地分離と階層性」

視神経の各器官には得意分野があって、情報伝達の過程で情報粒度の軽いものから認識していくとのことです。(初めは点、続いて線、色の認識と続いて、3次元のオブジェクトを認識する器官に到達といったもの)

DeepLearningでも学習する層を多段階に分割、反復することでパフォーマンスを上げる施策を取ることから類似点が見られます。
情報工学は脳科学に学びながら、今後も伸びていくのだろうというのが感想です。

もう一つのイベントは、会社に参加申請して時間をもらって尋ねたヌーラボ社主催のNUCONです。cf: NUCON

NUCONは、Cacooユーザーへのメール告知で知り、参加登録をしました。
ヌーラボ社の製品背景は、社内でもCacooを使用していてその使い勝手の良さから気になっていました。

技術系の講演はいずれも学びが多く、とりわけCTOの方の発表された講演に惹かれました。
「今どきのリアルタイムコラボレーションツールの作り方〜Backlog、Cacoo、Typetalkにおける実践例〜 」

リアルタイム通信のプロトコルは今でこそWebSocketが有力候補に上がりますが、2009年頃といえば、Cometなんてものがあったと思い出しながら聴いていて(Lingrというサービスが作られていた頃)。

各サービスごとにリアルタイムの使いドコロが異なり(WebサーバでのPollingだったり、専用同期通信サーバがあったり)、枯れ切っていないチャレンジングな技術を使うというところにベンチャー気風を感じました。
技術をもって、ユーザーへ利便性や使用時の気持ち良さを届けるという点に感銘を受けました。

2014年始まって早々、刺激的なイベントに参加する機会に恵まれてラッキーです(-;

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