2009年5月11日月曜日

OpenSourceHardware vol.1 参加録

渋谷の宮益坂付近の某施設にて、オープンソースハードウェア勉強会。
主催は、ChipOneStop社でした(半導体/電子部品のスピード調達サイトを運営)。
司会:Cerevo社 岩佐さん、鈴木さん

[本日イベント概要]
  1. Arduino(アルデュイーノ)とは??
  2. デモ:2ch実況板連動TV
  3. 3分間コーディング

写真は以下順に、デモの仕組み解説。

地デジリモコンをバラしてhogehogeしているところ。

キャリア周波数を観測→やってみよう、の図。

Arduinoには付属のIDEがあります、proce55ingでラクチンですの説明。


1.Arduinoとは?

 1-1 physical computingの一つの体系

 1-2 イタリア製マイコンボード(アドオンボード)with USB

 1-3 easyな専用言語で稼働

 1-4 回路図も見れるオープンソースハードウェア(以下OSH)、ソフトウェアライブラリも充実


電子工作の大変さ(Arduino以前):

やりたいことがはっきりしているとき、マイコンをいじるには敷居が高すぎた。(言語他、覚えること沢山)

USBで給電もできるArduinoは便利、TCP/IPで通信したいときでもethernet shield機器を載せるだけでいい。
※ethernet shieldには有線、無線(ZigBeeとか)、モーター用、自作のものまである。
※AAA Arduino(トリプルアルデュイーノ)made by Mr.Nux …単三電池で動く物もあり。


その他OSH:(BeagleBoard以降のものはマニアック)
  • Gainer
  • Basic Stamp
  • Make:Controlller
  • IOBridge
  • Beagle Board
  • Open Moko
  • Sheeva Plugin
  • BugLab
※Sheeva Plugin , BugLab などは600MHz,1000mA,OpenGLでゲームできるくらいのスペック
※内蔵チップの販路を100万個単位で切り開くため、ボードを提供する団体もあり。


2.デモ:”2ch TV実況板連動ハードウェアの稼働”

→実況板の勢いと連動して、地デジTVのチャンネルが自動的に変化する。

[機器構成]
イ:設計上の対象サイトのRSSフィード取得
ロ:Arduino用パース後のデータ加工部
ハ:Arduino用ウェブサーバ

[開発手順]
①地デジチューナーのリモコンをテアダウン(バラバラに…)してオシロでつなぐ。
※地デジハードウェア ¥30,000円なり

②リモコンの出力波形をよく観察する。
※1:キャリア周波数(38Hz)で変調されている→これならGP10で擬似的に作れそう。
※2:Arduinoは電圧をパルス変調可能で、数マイクロsec.でもOK。
※3:GP10はGeneral Pararel Inputs/Outputsの略、AVRマイコンはパルス(電気信号)を各端子から出力可能。

③データはPPMになってる。これもGP10で出せそう。
→特別なハードウェア不要で、赤外線LEDを接続してソフト開発だけでいける。

④HTTP/1.1 でアクセスすると、応答がチャンク形式になってしまう…。
ここ、telnet command 80番ポートに打ち込んで、サーバへ連絡するものの、欲しいデータは一部だけ。
HTTP/1.0 & Host ヘッダ送出でチャネル情報獲得?

⑤簡単にinternetしたいので、DHCPライブラリ使う(2009/5/10時点で最新のものver:0.4は問題なく稼働)。

以下ざっくりコーディング手順(by proce55ing):
→ポートがどこどこに何番があるか記述
→Pinに出力するだけでいいので、16進数へ意識しないでも大丈夫
→MAC address はあらかじめ6byteに
→DHCP経由で勝手にIP address 拾ってくれる
→ウェブサービスにアクセス
→HTTPでgetMethod
→1byteずつしか読めないので、ループが必要
→受信完了確認、最終文字がチャンクデータ
coding以上


とりあえずやりたいことに対して、以下の点がウリ!
 1:組み込み屋のキツいところを飛ばせる
 2:experienceを楽しめる
 3:プロトタイプの作りやすさ


3.3分間Cook ^H^H deing !!

本日のメニュー:ボタン押したらtwitterでhogehoge

一発動いたら終わりな具合でコーディング。
→ethernet初期化
→IP取得
→シリアルポート初期化
→シリアルポート記述
→twitterへpost
→twitterでwait
→statusでOK/NG 確認


何してみたら面白いwith "twitter"??

案①:リアル目覚まし
スヌーズを止めるたびにオーディオと連携して「まだ寝てる」と出力、音量アップ。

案②:いま帰ったー
明るさに反応して照明をつけたらそれを検知して反応するCDSセンサーにより、帰宅直後にアクション起きる。

→ネット連携は「Etherシールド」&「Arduino」で楽しめる


ここで主催:”Chip One Stop ”社の通販サイト(chip1stop.com)ご紹介。
電子部品販売だけでなく、基盤のプリント加工もしてくれる。


最後にFAQ
・調べて見ると面白いキーワードは…「センサー 電子工作 回路」

・Arduinoにつなぐと面白いもの
  • CDSセル
  • 焦電赤外線センサー(RE-210 人体検知用)
  • 電子コンパス
  • GPSセンサ(ただし、これは電気料多め)
  • アナログ計センサ
  • 重量、質量センサなど
他にもArduinoでアンビエント映像も作成可能と触れていました。

レポート以上です。

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